山のこと、道具のこと。

スキー

根子岳&白馬エリア 山スキー

土日を利用してまずは根子岳に、その後白馬エリアに移動&一泊して白馬エリアの里山に行った。

根子岳

ネコは去年の夏に、ゆっくりハイカーの友人と四阿山を含めて登ったことがある。ウメバチソウが有名で花の百名山としても知られる。

これは7月に登った時の写真。標高は2200m程度だが、森林限界高度はそんなに高くなく、上部のほとんどは笹で覆われていた。

約90万年前~30万年前に活動した四阿火山の直径3kmほどの四阿カルデラの一峰で、カルデラの外側へはなだらかな斜面が続いている。この緩斜面、密ではない樹林帯、そして北アルプスを真東から眺めることのできる大パノラマなどが人気で、バックカントリーとしても人気のエリアだそうだ。根子岳からカルデラの内側、カルデラ壁を滑り米子大瀑布方面に滑ることもできる模様。

ここ一週間は気温が高く、この日も晴天だった。雪質は重め。前週のパウダーと比べても、あまり上手に滑れなかった。根子岳は上部はオープンバーンで下の方もちょろっとダケカンバが生えてる程度だが、ツリーランが怖すぎる。滑れなくても楽しいけど、やはり悔しい。しかし景色が良すぎて、また来て滑ればいいか〜と思った。

オープンバーンですら、やはりゲレンデとは全く違う。この難しさは山に来ないと克服できないなと思った。

白馬エリア

根子岳を滑った夜もあまり降雪は期待できなかったが、翌日は白馬エリアの里山に行ってみようということになった。とある山を南から一度登って、日射の影響が少ないであろう北面を滑り、登り返してから南面で帰る。登り途中に上から降りてきたスキーヤーが、雪はまあ天気の通り微妙でしたと苦笑いしていたが、山の先輩は「我々はテレマーカーなんで、どんな雪でも楽しめるでしょう!」と言っていた。半分本気、半分強がり。テレマークスキーは雪質に合わせて自分の滑りの引き出しを開け、上手に滑らないと簡単に転んでしまう。それが難しくもあり、面白くもある。

上部の尾根上まで来ると、山間部が新潟の海へと繋がっているのが見える。ピークハントはしなかったけど、気分はほぼ登頂。気持ちよかった。

この日もなかなかうまく滑れなかったが、午後から先輩のアドバイスを聞いて前足先行の積極的テレマークターンを意識した結果、かなり滑れる感覚を得られた。この日ずっと苦労していたので、めちゃくちゃ嬉しかった。

最近の山では、全編通して上手に滑れなくても「一回でいいからリズム良く滑れる瞬間」の感覚を持ち帰ることを目標としている。不思議なもので、感覚が0のものを成長させようというのは難しいが、0が1にさえなれば、それをゲレンデや別の山行で確認して成長させることができる。この新しい感覚が具体的にどういうもので、どういう時に役立つのかを自分の中で確立させていくイメージ。そして徐々に体が覚えて無意識的にでも動かせるようになる。テレマークスキーはこの成長ステップがめちゃくちゃ楽しい。

さらに、「一回でもリズム良く滑れればOK」というハードルの低い心持ちが山での敗北感を減らし、また次に山に行きたいと思えるような気がする。遊びでやってるのに、挫折感を味わってつまらなくなってしまったらもったいない。


山に入って、宿に泊まり、お酒を飲んで団欒し、次の日もまた山に入る。

これはハマってしまうのも分かる気がした。